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1. 「税区分プロ」テンプレートとは
2024年12月にリリースされた新しいテンプレートです。
「税区分プロ」テンプレートを使うと、詳細な税表示の設定ができるようになります。
税区分プロには以下の種類がありますが、ここでは総称として「税区分プロ」と表記します。
<「税区分プロ」テンプレートの種類>
「税区分プロ」「税区分プロ(窓付き封筒用)」「税区分プロ(繰越金額欄付き)」「税区分プロ(繰越金額欄付き・窓付き封筒用)」
*それぞれ日本語/ 英語版があります
◾️「税区分プロ」テンプレートでできること
テンプレートのカスタマイズをせずに、非課税、不課税、免税の区別ができる
ユーザー定義テンプレートを使わなくても、明細行に税区分、消費税率の表示ができる
明細が8%のみの書類の場合、備考欄などで軽減税率対象であることを説明する必要があるが、今後は明細行内などで表示ができる
同じ税率でも、異なる区分の明細がある場合、それぞれの区分ごとに表記や小計の集計ができる(例:非課税と免税両方の明細がある場合や、標準8%と軽減8%両方の明細がある場合)
<書類への表示例>
2.「税区分プロ」テンプレートへの移行方法
「プロフェッショナル」「スタンダード」、またはカスタムテンプレートから「税区分プロ」の使用に切り替える場合、ご利用中の機能によって必要な対応が異なります。
以下の中から自社環境に該当する項目を確認してください。
<全環境共通で必要な対応>
<運用方法によって異なる対応>
◾️ よく使う税設定の登録
「税区分プロ」テンプレートで使用することができる税区分は以下の通りです。
(「旧」区分は使用できません)
あらかじめよく使う税設定として登録しておくことで、書類、定型パターン、商品の作成・編集時の税設定がスムーズになります。設定方法については「よく使う税設定をする」を参照してください。
※よく使う税設定は全書類種類に対して適用されます。
◾️ デフォルトの定型パターンの変更
今後、新規で書類を作成する時に、「税区分プロ」テンプレートを利用したい場合には、「デフォルトの定型パターン」に本テンプレートを設定してください。
(※取引先ごとに定型パターンを設定している場合には、取引先ごとの定型パターンが優先されます。)
①テンプレート
デフォルトの定型パターンに設定されているテンプレートを「税区分プロ」シリーズのテンプレートへ変更してください。
②各項目の表示設定
税区分・税率・価格表示項目の表示/ 非表示の設定をしてください。
<設定画面>
<実際の書類表示>
その他の項目表示設定については「書類の表示設定をする」を参照してください。
③明細行への適用税区分
定型パターンに明細を登録している場合には、適用する税区分を変更してください。
※「よく使う税区分」をあらかじめ登録しておくと、以下のようにプルダウン上に登録した税区分が表示されます。
◾️ その他の定型パターンの変更
複数の定型パターンを使用している場合、「税区分プロ」テンプレートを使用したい全ての定型パターンの内容を変更してください。
変更項目は、「デフォルトの定型パターンの変更」と同一です。
◾️「商品」への登録内容の変更
MakeLeapsへ「商品」を登録している場合には、登録商品の税区分を変更してください。
商品の編集方法については「商品を編集・削除する」を参照してください。
商品の税区分が、(旧)課税、または(旧)非課税の設定のままの場合、「税区分プロ」テンプレートを選択した書類作成・編集画面上ではエラーとなるため、あらかじめ設定変更が必要となります。
◾️ インポートファイル内容の変更
MakeLeapsで提供するインポートファイルから書類や商品データを作成している場合には、以下のインポートファイルの内容変更が必要になります。
①明細税区分を記載する
「明細税区分」列に新しい税区分を記載してください。
標準 | standard |
軽減 | reduced |
非課税 | non_taxable |
不課税 | untaxable |
免税 | duty_free |
※あわせて「明細消費税対象」列を以下のように設定して下さい。
・標準/ 軽減の場合:TRUE
・非課税/ 不課税/ 免税の場合:FALSE
②[ 書類作成の場合] 適用するテンプレートを変更する
現在使用しているテンプレートコードから「税区分プロ」のテンプレートコードに変更してください。
それぞれのテンプレートコードは以下の通りです。
日本語名称 | 英語名称 | テンプレートコード |
[日] 税区分プロ | [JA] Tax Type Pro | ja_JP_pro_4_taxtype |
[日] 税区分プロ (窓付き封筒用) | [JA] Tax Type Pro (Windowed) | ja_JP_pro_4_taxtype_windowed |
[日] 税区分プロ (繰越金額欄付き) | [JA] Tax Type Pro (Client Balance Table) | ja_JP_pro_4_taxtype_client_balance |
[日] 税区分プロ (繰越金額欄付き・窓付封筒用) | [JA] Tax Type Pro (Client Balance Table/ Windowed) | ja_JP_pro_4_taxtype_windowed_client_balance |
[英] 税区分プロ | [EN] Tax Type Pro | en_US_pro_4_taxtype |
[英] 税区分プロ (窓付き封筒用) | [EN] Tax Type Pro (Windowed) | en_US_pro_4_taxtype_windowed |
[英] 税区分プロ (繰越金額欄付き) | [EN] Tax Type Pro (Client Balance Table) | en_US_pro_4_taxtype_client_balance |
[英] 税区分プロ (繰越金額欄付き・窓付封筒用) | [EN] Tax Type Pro (Client Balance Table/ Windowed) | en_US_pro_4_taxtype_windowed_client_balance |
③[ 書類作成の場合] 書類への表示設定をする
書類へ表示させたい項目列に”TRUE”、非表示にしたい項目列に”FALSE”を入力してください。
明細ごとに税区分を表示
明細ごとに税率を表示
明細ごとに税抜/ 税込を表示
◾️ユーザー定義テンプレートのカスタマイズ内容の変更
ユーザー定義テンプレートを使用している場合にも「税区分プロ」で出力される税区分項目を書類上に表示する設定ができます。設定の変更が必要となりますので、テンプレートの再作成を行ってください。
ユーザー定義テンプレートの修正手順詳細は「 [FAQ] ユーザー定義テンプレートの内容を修正したいです。」を参照してください。
①「高度な税区分を利用する」にチェックを入れる
税区分プロと同じ税設定を適用するには、新しいユーザー定義テンプレートを作成する際に、「高度な税区分を利用(旧区分を利用しない)」にチェックを入れてください。
②エクセルファイルの変更
エクセルファイルの以下の部分を変更してください。
・小計、合計金額欄の変数の差し替え
小計、合計表示に [[tax_data.XX.XXXX]] の変数を使用している場合は、変数の差し替えが必要となります。
<税率・税区分ごとの小計を出力するための変数例>
標準10% :[[tax_data.standard.10.subtotal.amount]]
不課税:[[tax_data.non_taxable.0.subtotal.amount]]
非課税:[[tax_data.untaxable.0.subtotal.amount]]
免税:[[tax_data.duty_free.0.subtotal.amount]]
など
<全体の小計・合計を出力するための変数例>
[[subtotal.amount]]
変数の詳細については「ユーザー定義テンプレート:利用可能な変数」参照してください。
※小計、合計出力に [[tax_data.XX.XXXX]]変数ではなく[[totalization.description]]/ [[totalization.value.amount]] の変数を使用している場合には、変数の変更は不要です。
※「高度なカスタム設定」にて条件分岐用の変数を設定している場合にも内容変更が必要となる場合があります。詳細については、「高度なカスタム設定のマニュアル」内の「条件分岐専用の変数」のセクションを参照してください。
◾️ 標準テンプレートのカスタマイズ内容の変更
標準テンプレートのカスタマイズ機能でカスタマイズしたテンプレートを使用している場合、カスタマイズ時のベースにしている「元テンプレート」を変更した新しいテンプレートを作成する必要があります。
標準テンプレートのカスタマイズ機能を使ったテンプレート作成方法については「標準テンプレートをカスタマイズする(早期アクセス)」を参照してください。
◾️[ML4SFのみ] カスタムオブジェクト連携のマッピング設定変更
MakeLeaps for Salesforceで、カスタムオブジェクト連携機能をご利用の場合には新たに以下の項目のマッピング設定を行ってください。
<書類項目>
・明細ごとに税区分を表示
・明細ごとに税率を表示
・明細ごとに税抜/税込を表示
<明細項目>
・税区分
詳細については、「【ML4SF】Salesforceカスタムオブジェクト連携」を参照して下さい。