逆同期機能を利用することで、MakeLeapsで作成した書類データを、Salesforceで専用のカスタムオブジェクトとして保存・同期することができます。同期された書類データは、Salesforceにおいてレポート作成等にご利用いただけます。
ML4SF バージョン1.44以上でご利用いただけます。
ML4SFバージョンのアップグレードが必要な場合には、こちらの手順をご参照ください。
PAGE TOP
1.初期設定
■MakeLeapsの設定
まずは機能の有効化をMakeLeaps上で行います。
(1)ML自社情報 > アプリ連携 > セールスフォースへ進み「詳細を表示」をクリックする
(2)セールスフォースの設定画面右「MakeLeapsの書類をSalesforceへ送る」の鉛筆マークをクリックする
(3)「MakeLeapsの書類をSalesforceへ送る」 にチェックを入れて、「保存」する
■Salesforceの設定
(1)画面右上の歯車マークをクリックし、設定画面へ進む
(2)左のメニューより、ユーザ > 権限セットへ進み、「MakeLeaps Document Objects」をクリックする
(3)権限セットの詳細画面より、「割り当ての管理」をクリックする
(4)「割り当てを追加」をクリックします。
(5)機能を利用するユーザをチェックし、「割り当て」をクリックし追加する
■レイアウトの編集
設定完了後、逆同期データをオブジェクトから参照できるように、レイアウトの編集を行います。
詳細については「レイアウトの編集」の記事をご参照ください。
2.翻訳ワークベンチの有効化
いくつかの項目は、日本語で表示するために翻訳ワークベンチを有効にする必要があります。
(1)左のメニューより翻訳言語設定を開き、翻訳ワークベンチが有効となっていない場合、「有効化」して下さい。
(2)左のメニューより翻訳言語設定を開き、日本語が有効となっていない場合、「編集」をクリックして「有効」にチェックをして下さい。
3.同期されるデータ
この機能で同期されるデータは下記の通りです。
書類
書類番号
書類の種類
MakeLeaps ID (MID)
合計金額
商談
取引先
取引先責任者
リード
発行日
有効期限
支払期限
無効日
発注日
検収日
納品日
送付日
変換日
入金日
インスタンスURL(API)
書類の項目
MakeLeaps 書類
項目名
価格
単価
数量
消費税率
消費税区分
※対応通貨:日本円のみ
日本円以外の通貨を使用された書類情報は逆同期されません。ご留意ください。
4.データ同期のタイミング
MakeLeapsで書類を作成、編集、削除した場合、自動的に同期が実行され、Salesforceオブジェクトに反映されます。データの反映には、5~10分程度かかる場合があります。
この機能を有効にする前に作られた書類データは自動的に同期されません。同期したい場合は、一度編集画面を開き、再度保存していただくことで同期対象となります。
5.Salesforceのレポートで書類情報を利用する
MakeLeapsの書類情報はML4SFによって追加されるカスタムオブジェクトへ保存されます。カスタムオブジェクトは、初期状態ではレポートに使用できません。カスタムレポートタイプを定義することで、カスタムオブジェクトを使用したレポートを作成できます。
カスタムレポートタイプについて、詳しくはSalesforceヘルプページをご確認ください。
6.数値項目の桁数をカスタマイズする
Salesforceへ同期される数値項目は、MakeLeaps内での数値精度をできるだけ保持するため、小数桁数が多く設定されています。Salesforceでは、小数部分の0を表示するため、表記が下記のようになります。
これは、Salesforce内でカスタムオブジェクトに数式項目を追加し、該当する数値項目の値を参照することで、表示桁数を変更する事ができます。(必要となる小数部の桁数はユーザ毎に異なるため、初期状態では全桁表示としています)
[設定手順]
(1)オブジェクトマネージャで「MakeLeaps 書類」の詳細画面を開き、左のメニューから「項目とリレーション」を選択し、「新規」をクリックします。
(2)データ型では「数式」を選択し、「次へ」をクリックします。
(3)表示ラベル、項目名を適切に入力します。
戻り値のデータ型を必要に応じて選択して下さい。ここでは数値を選択します。
オプションの小数点の位置を任意の値に設定して「次へ」をクリックします。
(4)数式の入力画面では、「項目の挿入」を利用して表示したい項目を選びます。挿入すると下の数式エディタに項目名が表示されますので、確認して「次へ」をクリックします。
(5)ステップ4でご利用いただくプロファイルにアクセス許可を付与し、ステップ5でご利用いただくレイアウトに追加し「保存」して下さい。
▼元々の合計金額欄の上に、新しく追加した小数点1桁のものを表示しました。
この後、元々の合計金額は、レイアウトから非表示にして問題ありません。
他の数値項目も同様にして、任意の桁数表記を追加することができます。