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1.Salesforceカスタムオブジェクト連携とは
「Salesforceカスタムオブジェクト連携」は、Salesforceの任意のオブジェクト(ごく一部を除く)のレコードの情報をMakeLeaps for Salesforce(以下、ML4SF)と連携し、見積書・請求書などを作成することができる有料オプション機能です。
本機能を利用するためには、Salesforceオブジェクトのデータ項目とMakeLeapsのデータ項目とのマッピング設定が必要となります。
また、本機能はSalesforce Lightningのみの対応となり、ML4SFバージョン1.41以上でご利用いただけます。
Salesforceカスタムオブジェクト連携でできること
Salesforce標準オブジェクトである「商談」をMakeLeaps書類へ連携し、Salesforceの標準オブジェクトである「商談商品」に相当するオブジェクトのレコードをMakeLeaps書類の明細行へ連携すること
Salesforce標準オブジェクトである「商談」に相当するオブジェクトのレコードをMakeLeaps書類へ連携し、Salesforceの標準オブジェクトである「商談商品」に相当するオブジェクトのレコードをMakeLeaps書類の明細行へ連携すること
書類の種類によって異なるマッピング設定を利用し、書類を作成すること
Salesforceカスタムオブジェクト連携でできないこと
Salesforce標準オブジェクトである「取引先(Account)」、「取引先責任者(Contact)」、「リード(Lead)、「ユーザ(User)」、「組 織(Organizaion)をMakeLeapsのデータ項目へ連携すること
任意のオブジェクトのデータをMakeLeaps書類の取引先、連絡先へ連携すること
Salesforce標準オブジェクトである「商談」に相当するオブジェクトのレコードのみで、MakeLeaps書類および明細行の両方へ連携すること
SalesforceのデータをMakeLeaps追加項目(デフォルトの繰越金額など5つの追加項目を含む)に反映すること
MakeLeapsでは以下のサポートに対応できませんので、あらかじめご了承ください。
Salesforce自体の機能及び操作方法、仕様に関する質問
Salesforceのトリガーやプロセスなどの機能が絡む挙動のお問い合わせ
お客様のSalesforce組織へのログイン・調査
※MakeLeapsのサポートポリシーはこちらの案内をご参照ください。
※現状、MakeLeaps追加項目にデータを反映することができません。機能追加予定ですので、機能がリリースされましたらブログ・ニュースレターにてお知らせいたします。
2.有料オプションを申し込む
本機能のお申し込みをご希望の方は、以下の内容をメールにてご連絡ください。
【送付先メールアドレス】
【メール記載事項】
御社名
ご担当者様名
MakeLeapsに登録されているメールアドレス
Salesforceの設定を代行するSIerや業務委託先等の有無
※Salesforceカスタムオブジェクト連携はオプション機能となるため、MakeLeaps for Salesforceの月額利用料金に加えて別途月額5,000円(税抜) がかかります。
3.利用準備をする
Salesforceカスタムオブジェクトの利用準備を行います。
【操作方法】
(1)ML4SF バージョン1.41以上へアップグレードする
アップグレードの詳細については、こちらの手順をご参照ください。
(2)MakeLeaps書類および明細とのマッピング仕様に沿って、Salesforceオブジェクトの項目とリレーションを設定する
まず、明細にマッピングするオブジェクトは、書類にマッピングするオブジェクトの参照関係または主従関係の項目でなければなりません。
その他必要な項目や仕様などの詳細は、目次「4.マッピングを設定する」をご参照ください。
(3)標準オブジェクトの「商談」以外のオブジェクトレコードの画面から書類を作成する場合、オブジェクトのレコードページに「MakeLeaps書類」を追加する
詳細については「Salesforce画面レイアウトの編集 - Lightning × Lightning -」の記事をご参照ください。
4.マッピングを設定する
Salesforceのオブジェクトのレコードの情報を使って、書類を作成したい場合にはマッピングを設定する必要があります。
書類の種類ごとにマッピング設定を行うことができます。
マッピングが設定されていない書類種類の作成に関しては、ML4SFの標準仕様通り、各標準オブジェクトから書類を作成してください。
ML4SFの標準仕様の詳細については「ML4SFについて」記事の「7.各オブジェクトの振る舞い」を参照してください。
以下、マッピング設定の手順です。
【操作方法】
(1)「ML自社情報」>「アプリ連携」>「セールスフォース」>「セールスフォースオブジェクト関連」のセクションより、「Salesforceオブジェクトとのマッピング設定」の編集ボタンをクリックする
(2)「作成」ボタンをクリックする
(3)カスタムオブジェクトとの連携を使って、当該マッピング設定が適用される書類の種類を選択する(複数可能)
(4)マッピングの詳細設定を行う
Salesforce上のどのデータ項目をMakeLeapsの書類および明細のデータ項目に反映するかを設定します。
データ項目の選択肢は、紐付け可能のデータ型と一致する項目のみ表示されます。また、制約事項に合わせて、表示される選択肢が限られることがあります。
データ項目の選択肢に、最新のSalesforceオブジェクトの変更が反映されていない、正しくない場合は、「オブジェクト設定の再読み込み」を実行した上、しばらく経ってから、再度ご確認ください。
■書類について
紐づくオブジェクト名:MakeLeapsの書類にマッピングするオブジェクトを選択します。
MakeLeapsのデータ項目とのマッピングについて:
MakeLeaps上の項目名 | 紐付き可能のSalesforce項目のデータ型 | Salesforce項目の入力値に関する条件 | 備考 |
取引先 (必須) | 参照関係 |
| 「取引先 (Account)」の参照フィールドを選択します。 その他のオブジェクトの利用ができません。 |
取引先の連絡先 | 参照関係 |
| 「取引先責任者 (Contact)」の参照フィールドを選択します。 その他のオブジェクトの利用ができません。 |
自社の連絡先 | 参照関係 |
| 「ユーザー (User)」の参照フィールドを選択します。 その他のオブジェクトの利用ができません。 |
書類番号 | テキスト | 最⼤20⽂字、半角英数記号 | 設定がない場合、定型パターンの設定に従います。定型パターンでも未設定の場合、既存の書類の番号を元に自動採番されます。 |
発行日 | 日付 |
| 設定がない場合、定型パターンの設定に従います。定型パターンでも未設定の場合、書類を作成した日に指定されます。 |
有効期限 | 日付 |
| ⾒積書または発注書(取引先宛)のみ有効。
設定がない場合、定型パターンの設定に従います。定型パターンでも未設定の場合、空欄となります。 |
納品日 | 日付 |
| 納品書のみ有効。
設定がない場合、定型パターンの設定に従います。定型パターンでも未設定の場合、空欄となります。 |
お支払期限 | 日付 |
| 請求書のみ有効。
設定がない場合、定型パターンの設定に従います。定型パターンでも未設定の場合、空欄となります。 |
案件名 | テキスト | 最⼤255⽂字 |
|
備考 | テキスト、テキストエリア、ロングテキストエリア | 最⼤32,767⽂字 | 領収書以外の書類のみ有効 |
お振込先 (ラベル) | テキスト | 最⼤120⽂字 | ⼝座情報の上に記載される⾒出し。 請求書のみ有効 |
お振込先 (口座情報等) | テキスト、テキストエリア、ロングテキストエリア | 最⼤32,767⽂字 | ⼝座の振込先などを記載します。 請求書のみ有効 |
但し | テキスト、テキストエリア、ロングテキストエリア | 最⼤32,767⽂字 | 領収書のみ有効 |
関連する発注書番号 | テキスト、テキストエリア、ロングテキストエリア |
| カンマ区切りで複数設定できる。最大100個、1個あたり最大100⽂字。 |
タグ一覧 | テキスト、テキストエリア、ロングテキストエリア |
| カンマ区切りで複数設定できる。1個あたり最大100⽂字。 |
メモ | テキスト、テキストエリア、ロングテキストエリア | 最⼤32,767⽂字 |
|
書類の外部ID | テキスト | 最⼤32⽂字 |
|
明細ごとに税区分を表示 | チェックボックス | 真偽値のみ可能 ・true ・false | 明細ごとに税区分を表示する場合「true」、表示しない場合は「false」を入力します。 設定がない場合、定型パターンの設定に従います。定型パターンでも未設定の場合、デフォルトの値は「true」です。 ※「税区分プロ」テンプレートを適用する場合にのみ表示可能 |
明細ごとに税率を表示 | チェックボックス | 真偽値のみ可能 ・true ・false | 明細ごとに消費税率を表示する場合「true」、表示しない場合は「false」を入力します。 設定がない場合、定型パターンの設定に従います。定型パターンでも未設定の場合、デフォルトの値は「true」です。 ※「税区分プロ」テンプレートを適用する場合にのみ表示可能 |
明細ごとに税抜/税込を表示 | チェックボックス | 真偽値のみ可能 ・true ・false | 明細ごとに税込/ 税抜を表示する場合「true」、表示しない場合は「false」を入力します。 設定がない場合、定型パターンの設定に従います。定型パターンでも未設定の場合、デフォルトの値は「true」です。 ※「税区分プロ」テンプレートを適用する場合にのみ表示可能 |
■明細行について
紐づくオブジェクト名:MakeLeaps書類の明細行にマッピングするオブジェクトを選択します。
MakeLeapsのデータ項目とのマッピングについて:
MakeLeaps上の項目名 | 紐付き可能のSalesforce項目の データ型 | Salesforce項目の入力値に関する条件 | 備考 |
参照先の書類の項目名 (必須) | 参照関係、主従関係 |
| 書類とマッピングしたオブジェクトのフィールド名を選択します。
明細にマッピングするオブジェクトは、書類にマッピングするオブジェクトの参照関係または主従関係の項目でなければなりません。 |
行の並び順 | 数値 | 整数値 | 明細行の並び順を指定できます。
指定がない場合、Salesforceからデータが送信された時の順番で並びます。データの送信順についてはSalesforce仕様になりますので、MakeLeapsでは詳細をご案内できかねます。 |
行の種類 | テキスト、
選択リスト (選択肢がテキスト型の場合に限る)
| 下記のいずれかのみ可能 ・normal ・simple ・text | 各入力値の意味: ・normal:明細 ・simple:簡易明細 ・text:見出し
設定がない場合、デフォルトの値は「normal」(明細)です。 |
詳細 | テキスト |
| 各明細の詳細内容。
設定がない場合、空欄となります。 |
単価 | 数値、通貨 | 最大20桁、小数点以下最大8桁 |
|
数量 | 数値 | 最大20桁、小数点以下最大8桁 |
|
単位 | テキスト | 最大8文字 |
|
消費税対象 | チェックボックス | 真偽値のみ可能 ・true ・false | 明細が消費税の課税対象であれば「true」、非課税であれば「false」を入力します。
設定がない場合、デフォルトの値は「true」です。 |
内税 | チェックボックス | 真偽値のみ可能 ・true ・false | 明細の消費税が内税であれば「true」、外税であれば「false」を入力します。
設定がない場合、デフォルトの値は「false」です。 |
税区分 | テキスト、選択リスト(選択肢がテキスト型の場合に限る) | 下記のいずれかのみ可能 <プロフェッショナル/ スタンダードテンプレートの場合> ・legacy_tax ・legacy_no_tax
<税区分プロテンプレートの場合> ・standard ・reduced ・non_taxable ・untaxable ・duty_free | 各入力値の意味: ・legacy_tax:(旧)課税 ・legacy_no_tax:(旧)非課税 ・standard:標準 ・reduced:軽減 ・non_taxable:非課税 ・untaxable:不課税 ・duty_free:免税
設定がない場合、「消費税対象」項目の値に基づいて、自動的に税区分の値が保存されます。
「消費税対象」が以下の場合 ・「TRUE」:「legacy_tax」が保存される ・「FALSE」:「legacy_no_tax」が保存される
|
消費税率 | 数値、パーセント | 最大20桁、小数点以下最大8桁 | 設定がない場合、定型パターンの設定に従います。 |
源泉徴収税の 課税対象可否 | チェックボックス | 真偽値のみ可能 ・true ・false | 源泉徴収税を適用する場合は「true」、非適用の場合は「false」。
設定がない場合、定型パターンの設定に従います。 |
価格 | 数値、通貨、 数式(戻り値のデータ型が数値もしくは通貨の場合に限る) | 最大20桁、小数点以下最大8桁 | 明細行の数量×単価で得られた金額 |
原価 | 数値、通貨 | 最大20桁、小数点以下最大8桁 | 入力されていても、書類には表示されません。 |
(5)マッピングを保存する
これでSalesforceより、書類の作成ができるようになりました。
5.書類を作成する
オブジェクトのレコード画面で、「新規書類」をクリックすると、
プルダウンの中では、マッピングが設定されている書類の種類のみ、作成可能な状態で表示されます。
マッピング設定がされていない書類の種類は作成ができません。
※書類を作成する画面で、エラー「そのような列「Name」はエンティティ「オブジェクト種類」に存在しません。」と表示がされる場合には、v1.58 以上のパッケージの更新を行なってください。
6.書類データ逆同期機能と併用したい場合
※書類データ逆同期の機能概要は「[ML4SF] 書類データ逆同期機能について」の記事をご参照ください。
書類データ逆同期機能を併用する場合に、Salesforceカスタムオブジェクトのレコード画面にMakeLeaps逆同期書類のデータを表示させる方法をご案内します。
以下、設定の手順です。
【操作方法】
(1)オブジェクトマネージャの設定画面より、「MakeLeaps逆同期書類(英:Synced Back MakeLeaps Document)」というカスタムオブジェクトの設定画面を開く
※バージョン1.58以前の場合は「MakeLeaps逆同期書類」ではなく「日:MakeLeaps 書類」「英:MakeLeaps Document」となります。
(2)「項目とリレーション」をクリックし、項目を新規作成する
(3)カスタム項目の「データ型」で「参照関係」を選択する
(4)「関連オブジェクトの選択」で、MakeLeaps逆同期書類のデータを表示させたいレコード画面の対象Saleforceオブジェクトを指定する
(5)任意の参照項目の表示ラベルと名前などを設定し、「必須項目」にチェックを入れずに、「次へ」をクリックする
(6)Saleforceの画面案内に沿って項目の新規作成を完了する
MakeLeaps逆同期書類オブジェクトの「項目とリレーション」画面に、先ほど追加したSalesforceカスタムオブジェクトが「参照関係」の項目として追加されていることを確認してください。
(7)対象オブジェクトのレコードのレイアウトに、MakeLeaps逆同期書類の表示を追加する
詳細は、「[ML4SF]レイアウトの編集」記事をご参照ください。