メインコンテンツにスキップ
【ML4SF】Peppol送信: はじめにお読みください
一週間前以上前にアップデートされました

PAGE TOP


1.Peppol送信とは

「Peppol送信」とは、MakeLeapsで作成する請求書データをグローバル標準規格であるPeppol形式で送信できる早期アクセス機能です。

Peppolの規格を満たすように作成した書類を、Peppol送信に対応するXMLデータへ変換した上で、受信者の環境へ送付することができます。

Peppolの規格を満たす書類の作成方法、Peppol送信の方法については「Peppol送信:書類を作成・送付する」を参照してください。

対応書類:請求書のみ

ご利用料金: 無料

※機能が一般公開となった時点で、ご提供対象と価格が変更される場合があります。

◾️ Peppolとは

Peppol(ペポル)とは、「Pan European Public Procurement Online」の略称で、請求に必要な電子文書をネットワーク上でやり取りするための国際標準規格です。

詳細については弊社ウェブサイトをご参照ください。

◾️ Peppol送信で使用される用語

  • Peppol ID:Peppolネットワーク上のアドレス。法人番号もしくは登録番号を基準に番号が付与されます。

    • 法人番号を基準にする場合:0188:<法人番号>

    • 登録番号を基準にする場合:0221:<登録番号>

  • アクセスポイント:Peppolネットワークに参加していて、Peppolネットワーク上のデータの送受信を担当するシステムのこと。デジタル庁の特別な承認プロセスをへて、アクセス・ポイントとして正式に登録されます。

  • Peppolテンプレート:Peppol送信用のMakeLeaps書類テンプレート(例:「Peppol適格請求書」)

  • Peppol書類:Peppolテンプレートが適用された書類

  • Peppol PDF: Peppol書類のPDFデータ

サポート提供の注意事項

MakeLeapsでは以下のサポートに対応できませんので、あらかじめご了承ください。

  • Peppolネットワークに関する一般的な質問

  • Peppol受信(取引先)側の操作や仕様についての質問

  • その他、MakeLeaps製品と関連しない質問

※アクセスポイント登録手続きに関するご質問がある場合は、弊社までお問い合わせください。運用会社であるファーストアカウンティング株式会社ではサポート対応しておりません。


2. Peppol送信の仕組み

MakeLeapsの通常の送付方法ではPDFをメールや郵送で取引先に送付しますが、Peppol送信ではXMLデータを取引先の専用システムに直接送付します。

メールでPDFを送信する手段と異なり、構造化データで書類が届くため、取引先Peppol受信環境にて内容を自動で解析することが可能となります。

送付までの大まかな流れについては以下の通りです。各項目の詳細については、リンク先のご案内をご確認ください。

◾️ Peppol送信までの流れ

(1)事前設定 [詳細: Peppol送信の利用を開始する]

Peppolアクセスポイントの登録、自社情報・取引先情報への必要情報の登録を行ってください。

(2)書類作成 [詳細:Peppol書類を作成する]

対応テンプレート:[日] Peppol適格請求書(英語表記:[JA] Peppol Qualified Invoice」)を適用することで、XMLデータへ変換可能な書類を作成することができます。

※書類作成時に以下の画面上で確認可能なPDFデータも併せて生成されます。

  • 「PDF」、「PDF表示」、「PDFダウンロード」の機能

  • 各種の承認画面

  • 「送付前確認」画面

  • 各送付履歴関連の画面

  • 「発行書類控え」画面

このPDFデータをセキュア送信・郵送代行・取引先受信箱へ送信時に使用することも可能です。また、「発行書類控え」画面から確認できるPDFは、Peppol送信で送ったデータの自社の電帳法記録になります。

PDF出力に関連する詳細仕様については、「Peppol PDF」を参照してください。

(3)書類送付 [詳細:Peppol送信で書類を送付する]

書類送付方法として「Peppol送信」を選択して書類を送付すると、作成した書類がXMLデータに変換され、アクセスポイントへ送信されます。

XMLデータに関連する詳細仕様については「XMLデータについて」を参照してください。

データ送信後の詳細については「Peppol送信におけるデータの流れ(4コーナー・モデル)」を参照してください。

◾️Peppol送信におけるデータの流れ(4コーナー・モデル)

Peppol経由で送信が行われると、そのデータが4コーナー(C1〜C4)を通って送信者から受信者に届きます。(4コーナー・モデル)

各コーナーの役割、詳細については以下の表を参照してください。

コーナー

システム

役割

MakeLeaps利用の場合

C1

送信者の請求システム

書類のPeppol XMLデータを用意して、C2に送付する

MakeLeapsサービス

C2

送信者のアクセスポイント

書類のPeppol XMLデータと宛先を検証し、C3に転送する

ファーストアカウンティング株式会社のアクセスポイント

C3

受信者のアクセスポイント

書類のPeppol XMLデータと宛先を検証し、C4に転送する

受領側で登録しているアクセスポイント

C4

受信者のシステム

書類データを受領・解析し、支払準備などの会計処理を行う

受領側で使用している書類受領システム


3. 生成されるデータの詳細

◾️ PeppolのXMLデータ

  • Peppol XMLの特徴

    • 自社設定に登録されているロゴと社印はPeppolデータに含まれないため、送信されません。

    • 全ての明細で数量が出力されます。「簡易明細」タイプの明細は、数量「1」で出力されます。

  • 次の項目はPeppolのXMLデータに含まれますが、Peppol書類のPDFに出力されません。

    • 送信側(自社)のPeppol ID

    • 受信側(取引先)のPeppol ID

◾️ Peppol PDF

<Peppol PDFの例>

Peppol PDFには以下の特徴があります。

  • Peppol書類専用の出力項目

    • 請求期間開始日または/および終了日

    • 自社のPeppol用の銀行口座情報

    • 自社の法人番号(Peppol登録情報から適用されます)

    • 宛先:住所の国「JP」の記載

    • 送付者:住所の国「JP」の記載

    • 明細

      • 明細番号の記載

      • 簡易明細上の数量「1」の記載

  • 標準テンプレートと比べて出力されなくなる項目

    • 宛先

      • 部署

      • 連絡先の肩書き

      • 連絡先の敬称

      • FAX番号

    • 送付者

      • 送付者の肩書き

      • FAX番号

      • 社印

      • 自社ロゴ

    • 振込先情報

      • ヘッダー(デフォルトで「振込先」と表示されます)

      • 振込先

  • 標準テンプレートと比べて変更される項目

    • 合計金額の通貨記号:¥からJPYに変更

  • 書類の設定が機能しない点

    • 税区分・税率: 設定内容にかかわらず必ず表示されます。

    • 明細行の税込・税抜表示:Peppolでは税込明細に対応していないので、設定内容にかかわらず出力されません。

関連記事
こちらの回答で解決しましたか?